「離島メディカルツーリズム運動を」

堂園メディカルハウス
院長 堂園晴彦

 

先日、ある女性が面会に来られた。御名前を聞き、「あらっ!」と思った。

この方は以前、心身の不調のために来院され、治療をしていた方だった。症状がだいぶ回復した時に、「与論島へ休養に行ってみては?」と勧めてみた。
女性は与論島へ行き、島の雰囲気がとても気に入り、仕事を見つけ、そのまま定住された。

長年にわたり島での仕事を頑張られていると、古川先生からお聞きしていた。その後、与論島に赴任してきた方と出会い、結婚をされた。今回、御主人の転勤で鹿児島市に戻ってくることになったとのことで、挨拶に来られたのだ。約10年ぶりの再会だった。

私は様々なストレスの方を治療し、ある程度状態が回復された方には、与論島を含め離島へ行く‘湯治的離島治療’を勧めている。

時間の流れは、東京での1分は、90秒、鹿児島での1分は60秒、島での1分は30秒だという。
体内時計をリセットすることで、再起動する方がたくさんいる。そのような方々を医師がサポートするシステムが、今後重要な離島医療の役割になると思う。

大都会で疲れ果てた方々を癒す爆買いではなく、「離島型爆休治療」は、自己体験からも、
これからのメディカルツーリズムの中心になってほしいと思うと、切に思う次第である。