第5回離島医療談義のご報告

離島の小児医療をテーマに、現状報告やNPO法人こども医療ネットワークの活動などを発表していただき、続いて参加者一同による談義を行いました。約60名の参加者でしたが、これまで以上に中身が濃かったのではないかと思います。予想以上にきびしい離島での小児科専門医の確保が浮き彫りになり、これからはますます総合診療医との連携が重要なカギになるのではというのが大方の印象ではなかったかと思います。懇親会も40名の参加でさらに交流を深め情報交換が活発に行われネットワークの広がりが今後の離島医療の躍進に大いに役立つことを期待したいと思います。

受付、会場準備にご支援ご協力いいただいた鹿児島大学へき地離島人材育成支援センター(プライマリケア連合学会鹿児島支部事務局)の岩井田さんはじめ、鹿児島大学保健学科の履修生の皆様に心より御礼申し上げます。また、毎回離島医療の象徴としての瀬戸上先生にご参加ご講評をいただきこの会を盛り上げていただいています。重ねて感謝申し上げます。

次回は奄美大島で、離島の精神医療をテーマにと関係者の話し合いで決定しました。次回もご参加ご支援よろしくお願いいたします。

発表について

総合司会 ファミリークリニックネリア  徳田英弘先生

発表座長  鹿児島大学保健学科教授  根路銘安仁先生

発表1

鹿児島の離島の小児医療の現状

鹿屋保健所長 亀之園明先生 

 鹿児島の27の有人離島医療で小児科の専門医が常駐しているのは

種子島と奄美大島の2島だけ。後は不定期の応援診療か一般医が総合診療の一環として診察。

医師不在の島では、鹿児島赤十字病院、こども病院等が巡回診療実施。このような厳しい現状の中

今後医師の配置に関しては見当が必要だが、ドクターヘリの活動で救急搬送に関してはかなり改善し、

子供の死亡率に関しては全国平均に比較して優位の差はない。おそらく予防接種の普及や医療の進歩が

おおきく貢献していると考えられる旨の発表がありました。

発表2および3へ